会計ソフトをシンプルにリーズナブルに!
ここ数年で会計ソフトについて、クラウド会計やクラウド化という言葉が浸透してきています。
クラウド会計ソフトとは、従来の会社や自分のパソコンにソフトをインストールするのではなく、インターネット上でIDとパスワードでログインをして会計処理をすることができる会計ソフトです。
料金システムとバージョンアップ方法の比較
インストール型の会計ソフトは料金を1回支払ってソフトを購入します。とはいえ、会計ソフトは税制改正や会社法の改正などに伴い変更が行われ年度ごとにバージョンアップ版が販売されますし、それに対応する為にはバージョンアップせざるを得ません。
ですから会計ソフトを使い続けるためにはバージョンアップ版を購入し続けることになります。
バージョンアップ版は通常版の定価の何割引きかで購入できるケースが多いですが、それでも新規購入の時も割引きがありますから、新規購入よりは若干安い程度の価格になり決して少ない負担ではありません。
一方で、クラウド会計ソフトの料金システムは基本的に月額制で毎月いくらという料金設定になっています。ただし、年間一括払いを選択すると安くなることが多いようです。
中には無料で使えるクラウド会計ソフトもありますが機能制限があるため実務に対応できない場合もありますのであくまでもお試しのイメージです。お試し的なものですが、規模の小さい場合などはその無料プランで十分だというケースもなくはありません。
ところで、クラウド会計ソフトのバージョンアップは年度ごとではなく頻繁に実施されます。バージョンアップに伴う利用者による作業はほぼなく常に最新のソフトを使用することができるようになっているのです。
インストール型会計ソフトのバージョンアップ版の購入は上述の通り意外に高額です。クラウド会計ソフトは月額制にすると毎月支払うので、費用がたくさん掛かったような気になる方もいるかもしれませんがトータルで考えるとやはりクラウド会計ソフトの方が安くなることが多いでしょう。
クラウド会計ソフトのメリット
クラウド会計ソフトを導入するメリットは、
- 経理初心者でも始めやすい使いやすさとサポート機能の充実
- ネットバンキング対応の預金明細・カード明細の自動取得可能
- 常に最新ソフトが利用可能
- ネット環境があればどこでも利用可能
- いつでも経理状況の確認が可能
- バックアップデータがあるので安心
などがあります。
①経理初心者でも始めやすい使いやすさとサポート機能が充実
クラウド会計ソフトは、経理初心者でも分かりやすい、入力しやすい仕組みになっています。通常の会計ソフトのように、借方・貸方に勘定科目と金額を入れるというものではなく、取引の種類を選んで、取引の内容を選んで金額を入力するというような仕組みです。
さらに、ヘルプ機能やサポート機能が充実しているので、つまづくことなく作業が進みます。チャット機能がある場合は、チャットを利用して疑問を解決することもできます。
②ネットバンキング対応の預金明細・カード明細の自動取得可能
クラウド会計ソフトの最大のメリットといってもよいのが、自動化できるデータが多いことでしょう。データを入力するという作業は一番時間を取られます。銀行の明細、クレジットカードの明細、POSレジや通販の明細と多岐にわたっています。
また、領収書をスマホで撮影したりスキャンして取り込むことができるものもあります。
自動取得したデータを確認するだけでOKなので、作業時間が大きく削減できます。
③常に最新ソフトが利用可能
クラウド会計ソフトは、ソフトの更新が年度ごとというインストール型会計ソフトと異なり、都度都度アップデートされていきます。そのため、ソフトが新しくなるたびに再インストールするといった手間がなく、ログインすれば、いつでも最新な状態になっています。
④ネット環境があればどこでも利用可能
ブラウザ経由で会計ソフトを利用するので、決まったPCからでないと会計処理ができないということはなく、スマホやタブレットでもログインするだけで、利用できます。隙間時間を見つけて、自動取得したデータの確認作業なども行えます。
⑤いつでも経理状況の確認が可能
帳簿は自動で作成されますので、今まで会計データの入力を税理士さんに任せていたというような方も、すぐに帳簿の確認まで自分でできるようになります。
各種レポートの作成もできるため、経営分析にも役立ちます。
⑥バックアップデータがあるので安心
データの管理を個々のPCで行わず、サーバーの保管されています。パソコンが壊れて会計データが消失するというようなリスクを減少させることができます。
クラウド会計ソフトのデメリット
クラウド会計ソフトを利用するにあたって気を付けなければいけない点もあります。例えば、ブラウザ経由で会計ソフトを使用するためネット環境がないところでは何もできません。
また、インターネットを接続した状態で作業するため、通信環境によっては動作が重くなって、スムーズに入力できない、確認したい帳票が開かないというようなことが起こる可能性があります。
そのほかに、気になる点はやはりセキュリティです。会社や個人事業の内容に関する情報を他人に預けることになるのですから、どの程度セキュリティがしっかりしているのかが気になります。
法人で使用する場合など、経理の担当者が複数人いる場合に、同時にデータを触ることへの対応という点も多少気になります。現在のクラウド会計の規模感からすると、同時に複数の別環境からデータを一気に取り込むというような状況はないのかもしれませんが、どのようにこの辺りを制御しているのか気になります。
クラウド会計なら簿記の知識がなくても使えるの?
クラウド会計ソフトの隠れた最大のメリットは簿記の知識がなくても使いこなすことができるところです。
いわゆる会計ソフトは、借方・貸方に勘定科目を入力して金額を入力するものが一般的ですが、クラウド会計では取引の内容から該当しそうな勘定科目の候補が表示され、それをもとに入力します。
一度入力するとそのパターン(紐づけ)登録できるので次回からは勘定科目が自動的に表示されるようになります。
また、領収書をスキャンして自動仕訳、銀行・クレジットカードの明細を取り込んで自動仕訳と、最初に取引の登録をしておけば、あとは金額を入れるだけと、簿記の知識がなくても十分クラウド会計を使いこなすことができます。
個人事業向けのクラウド会計では、その入力データを元に確定申告書の作成まで行うことができます。面倒な申告作業も、比較的簡単に行うことができ、さらに電子申告を利用することで、税務署の窓口へ出向く必要もなくなります。
複雑な取引があるような事業を除けば税理士さんに頼らなくても税務申告作業ができるようになっています。
クラウド会計ソフト比較ランキング
MFクラウド
MFクラウド会計は、さまざまなサービスとの連携で、データ入力の手間を大幅に削減することができる会計ソフトです。
人工知能・機械学習を搭載しているので、最初は勘定科目を提案しながら処理を進め、使えば使うほど自動仕訳できるものが増えていくために日の会計処理に時間がかからなくなります。
確定申告に必要な書類も自動作成でき、電子申告にも対応しています。
もし分からないことがあっても、サポート体制が充実しているので、疑問点もスムーズに解決します。簿記の知識がなくても便利に使いこなすことができます。
- 面倒な作業はすべて自動化!
- 申告に必要な書類も自動作成
- 充実のサポート体制で確定申告までサポート
freee
freeeは、簿記の知識がないから自分で経理はできないと思っている個人事業主の方にも使いやすい、自動化機能が充実した会計ソフトです。
パソコンにインストールする必要はなく、インターネットが繋がる環境さえあれば、ログインするだけでサクサクと日々の経理ができます。
勘定科目が分からなくても大丈夫!銀行口座やクレジットカードの入出金情報を自動で取り込み自動で登録、領収書もスマホで撮影・スキャンで取り込み、金額や使用用途を自動で推測し登録します。あとは確認するだけです。
見積書・請求書・納品書の発行もでき、請求書のデータも自動で登録されるので売掛金管理も簡単。
これらの日々の経理を集計して、簡単な質問に答えるだけで確定申告書の作成までできます。
パソコンにインストールする必要のないクラウド会計なので、常に最新の会計ソフトが使用可能、80万事業所が利用する安心の会計ソフトです。チャットやメールでのサポートがあるので、疑問点もすぐに解決します。
- 80万事業所が利用するインストール不要の会計ソフト
- 初心者でも簡単に経理と確定申告ができる
- 充実のサポートで疑問もすぐに解決